ノルディスク アスガルド
今回は我が家のテント、ノルディスクのアスガルドを紹介してみようと思う。
アスガルドはデンマークのアウトドアブランド、ノルディスクが販売しいているテント。
今は日本の法人もあるとかでシリアルナンバーなんかが入っているのかな?
オレがかった時は日本でも売ってはいたが、それぞれの店が輸入して売っていた。
ウチは国内の値段では予算オーバーだったので海外通販で購入。フロア付きで12万程度であった。
ファミキャンを始めるにあたり最初に買ったテントで、今もコレ一本でオールシーズン使っている。
とにかく濡らしたまましまっておかない事さえ気をつければ初心者のファーストテントとしても全く問題のないテントである。
購入動機の決定打は見た目。
ティピとも違うモンゴルのゲルの様なフォルムと白い色がそれまでイメージしていたテントとは全く違っており、ヨメさんの「カワイイ」で購入となった。どうやらカテゴリ的にはベルテントというらしい。
ちなみにアスガルドは建てるのが簡単。
前にも書いた気がするが、広げる、フロアにペグダウン、センターポール立てる、入口のAフレーム立てる、ロープをペグダウンする。
至ってシンプルでイメージしやすい。
大型テントだが、一人で普通に建てられる。
今となっては嫁と2人なら10分ほどで設置している。
たまにグルキャンもするのだが、設営の早さには驚かれている(笑)

これは買って初めて立てた時。
試し張りに行ったのだが、子供ともどもテンションが上り一泊したのを鮮明に覚えている(笑)
ちなみに入り口が狙った方向とほぼ逆に…
アスガルドはデンマークのアウトドアブランド、ノルディスクが販売しいているテント。
今は日本の法人もあるとかでシリアルナンバーなんかが入っているのかな?
オレがかった時は日本でも売ってはいたが、それぞれの店が輸入して売っていた。
ウチは国内の値段では予算オーバーだったので海外通販で購入。フロア付きで12万程度であった。
ファミキャンを始めるにあたり最初に買ったテントで、今もコレ一本でオールシーズン使っている。
とにかく濡らしたまましまっておかない事さえ気をつければ初心者のファーストテントとしても全く問題のないテントである。
購入動機の決定打は見た目。
ティピとも違うモンゴルのゲルの様なフォルムと白い色がそれまでイメージしていたテントとは全く違っており、ヨメさんの「カワイイ」で購入となった。どうやらカテゴリ的にはベルテントというらしい。
ちなみにアスガルドは建てるのが簡単。
前にも書いた気がするが、広げる、フロアにペグダウン、センターポール立てる、入口のAフレーム立てる、ロープをペグダウンする。
至ってシンプルでイメージしやすい。
大型テントだが、一人で普通に建てられる。
今となっては嫁と2人なら10分ほどで設置している。
たまにグルキャンもするのだが、設営の早さには驚かれている(笑)

これは買って初めて立てた時。
試し張りに行ったのだが、子供ともどもテンションが上り一泊したのを鮮明に覚えている(笑)
ちなみに入り口が狙った方向とほぼ逆に…

素材はポリコットンいわゆるTCである。
一般的なナイロンのテントとは風合いが異なる。
スペックとしての耐水圧は低いが、今まで豪雨含め散々雨に降られたが浸水した事は一度もない。

他のテントを持っていないので分からないが、タープで比較するとナイロン系よりもTCの方が基本的に遮光性は高い。体感できるレベルで。
夏の日中はおそらくどんなテントでも中は暑いが、多少の差はありそうだ。

また、夏の日中に屋外で昼寝というのは通常考えられないが、小さな幼児となると話は別だ。電池が切れたらいつでもどこでも寝るものである。
そんな時はこのラピュタスタイルが有効だ。
まるで浮いているように見えるので勝手に命名してみたが、これは結構涼しくなる。アスガルドには窓もあるが、全面開放になるせいか、窓全開よりもはるかに涼しい。
ちなみに海外なんかでは薪ストーブをインストールする際に幕に穴を開けるのが嫌な場合、このまくり上げを利用して煙突を外に出している人もいるようだ。
フロアと幕はジッパーで接続されているので、煙突を通したいところだけジッパーを開けてまくり上げると言うやり方だ。
しかしながら、アスガルドのチャックはダブルジッパーではないので1箇所だけ開けるという事は出来ない。入口の脇から始まり、反対側の入り口の脇までの一周。
その為、例えばテント内一番奥に薪ストーブを置きたいとなると、ジッパーを半周分開けなければならない事となる。隙間風が心配だ。
なので、現実的には土間スタイルか入口脇直ぐ近くに置くことになる。幕に穴を開けないメリットはあるがちょっと邪魔そうだ。
その為か大半の人は窓のメッシュを取り払ったり、屋根に穴を開けてインストールしているようだ。
次にサイズだが、アスガルドは3種のサイズ展開である。我が家は一番大きな19.6。コレはそのまま床面積である。
19.6平米と言う事は、19.6÷3.3で約5.94坪である。
たたみ2畳で一坪であるから、大体11.8畳くらいの面積だ。

最近はテントがどんどん大型化しているようで、それらから比べると特段デカいわけではない。
ただ、長方形などの形とは違い、ほぼ円形なので初めてみる人からするとパッとみは広く感じるようだ。また、外見よりも内部は広く感じる傾向にある。
実際形としては四角い方が合理的だが、円形などで生まれるこのムダが、見た目や雰囲気に違いを生み出しているとも言えるだろう。クルマでも、アメ車なんかは排気量やサイズなどムダに感じることが多いが、その部分が他国のクルマにはない魅力であるのと同じようなことだろう。

この円形、正確には13角形のムダさは区画サイトにて感じる。アスガルドは大体直径が5mなのだが、ロープを考えると、7×7くらいは必要である。もちろんテントだけで。
その為細長いサイトとかは相性が悪い。
また、「今日は風ないからここのロープはいっか」的な事も出来ないのである。全てのロープをペグダウンしなければならないワンポール系の宿命である。
例えばランドロックなんかは幅は約4mだ。
しかも、ロープはそんなに外に張り出す必要がなく作られている。さすがだ。
長さがあれば幅は5mしかないようなサイトにも張れるだろう。アスガルドは無理だ。
もうこの辺は日本のキャンプ場事情を考慮している国内メーカーと海外メーカーの差だろう。
しかし、どうしても毎回予約の取れない高規格人気キャンプ場に行きたいと言う人でなければ、選べるキャンプ場は多々ある。
ウチは基本的にそう言ったわけでフリーサイトを好む。特に区画気にせず、張れるかどうか心配もしなくていいフリーサイトは最高だ。
また、最近は区画であっても広めなところは結構ある。先日行ったエンゼルフォレストも広かった。
アスガルド+タープ+車となると10m×10mは欲しい。
ちなみに行ったキャンプ場の中で最大の区画サイトはワイルドフィールズおじかである。
最早イメージする区画サイトとは別物で、ここを経験してしまうと一般的な区画サイトがただの駐車場に見えて来てしまう。
合理的に四角く区切りたい気持ちもわかるが、やはりそうしない事で異なった雰囲気を作り出せるのはテントと同じである。この辺は我々日本人にはあまりない感覚かも知れない。

さて、アスガルドを選んだ理由として最たるものは見た目な訳だが、オールシーズンキャンプすると言う目的があった事も大きい。
ティピーとも悩んだが、前述したラピュタスタイルや窓の有無は大きかった。
コレにより暑い時期の通気、寒い時期の換気と言う面におけるアドバンテージがある。
酸欠やco中毒の危険性は別の記事で書いたが、換気のは基本的に低めの位置に吸気口、高い位置に排気を設定する。
よって低い位置にあるアスガルドの窓は立派な吸気口となる。トンガリのてっぺんにもベンチレーションがあるので吸気と排気の流れが出来やすい。テント内で森林香を焚くと、空気の流れを少しではあるが確認出来る。
ほとんどのティピ系テントは先端にベンチレーションがついているので、排気口は確保しやすい。低い位置に吸気口を確保出来れば空気の循環は保ちやすいだろう。

こんな感じでストーブ直近の窓を開けておく事で、窓の外の空気を常に取込み、幕内の酸素を消費を抑える。多少幕内の温度が下がるかもだが、何も冬キャンプで半袖短パンでいることもないだろう。
さて、アスガルドのデメリットとして有名なのがカビだ。コレはアスガルドに限らずTC素材の物は全て共通である。
実際使っていて一番気になるのがコレで、雨撤収は極力避けたいわけである。
例えば、雨撤収する→翌日も雨→翌日は仕事で干せないよ…みたいになるとカビらリスクが俄然高まる。
特に夏場は気をつけたい。ほっといてもカビやすいからだ。
1番は天気のいい日にしかキャンプに行かないことだが、それは現実難しい。
ウチは夏場は道志の森や辰ノ口など予約不可のキャンプ場に天気のいい日のみ行くと言う事もやったりしているが、それだけだとキャンプ場選びが相当制限される。予約出来るところにも行きたいしね。
幸いウチのアスガルドはカビたことはない。
雨撤収した時は翌日には張って干している。たまに帰りの道中にテントだけ張って干したりもする。一応天気予報で撤収日の天気、その翌日の天気をチェックしている。
スケジュール的にもその辺を考慮する。ちなみに雨予報でも一日中降っているわけではなかったりするから、止んだタイミングで乾かしたり。乾かしだすと乾燥するまでは意外と早い。
完全に設営しなくても、広げて中に箱等を入れて空間を作り、扇風機の風を送るなどすると1時間でほぼ乾くし、しっかり設営出来ればさらに早い。
どうしても乾燥させられない場合の手段としてテント乾燥サービスやクリーニングに出すのも手だ。綺麗になるし、撥水も復活。オレもそのうちやりたい。大型のTCだとまぁまぁの金額かかるけど…
次にあるデメリットとしてはその重量と収納時サイズだ。
実際、同じくらいの広さのテントと比較するとコンパクトのコの字もない存在感だ。そして重い。雨撤収の時はさらに重くなるのである。
コレはまぁどうしようもない。
積載量の多いクルマを選ぶか、ルーフラック、ヒッチ カーゴなどで今のクルマの積載力をアップしないとキツいかもしれない。
我が家はハイラックスにしてしまった(笑)

コレが

こうなった。
荷物自体は前より増えている。
夜逃げスタイルと言われている我が家の積載したクルマの姿だが、大きく変わったのは積載量と積載にかかる時間だ。
以前は車に積載するのにかなりの時間と労力を使っていた。
トラックにしてからは時間は4分の1、体力も大して使わなくなり、濡れ撤収の帰りに晴れてきて、もう無料キャンプ場などで一回張ると言うことを2回ほどやった。とにかく体力に余裕ができた。
そんなわけでアスガルドは濡れだままにしない事、かさばること、そして重い事を除けばオールシーズン使える優秀なテントだ。
一昨年は台風の強風域の中一晩過ごしたが、テントはしっかり安定していた。オレはビクビクしていたが、嫁子供はスヤスヤ寝ていた…。しかし、この避けられる強風の中キャンプするのはオススメしない。突然吹き出したなら仕方ないけど。
アスガルドの難しい面として合わせるタープが難しい。カーリという同素材のタープがあるがちょっと微妙…と言うか、そもそもあまりタープが似合わない気がする。消去法で1番合うのはやはりカーリだろうか。
スクリーンタープとなると合うものはほぼ皆無。
その為今年の冬はアスガルドの単品のみでやってみたが思いの外快適だった。
問題は夏だ。
ラピュタでタープの様に使うのもいいが、暗くなると虫が大量に入ってしまう。
ちなみにアスガルドをタープの様に使っている人もいる様だ。それも面白そうである。
まぁ、いずれにしても色々な使い方が出来て、結露もなく過ごせるテントである。
今や広くて、収納時もコンパクト、重くなく、濡れるにも強いテントもあるだろう。
しかし、この雰囲気は唯一無二だ。失ったモノがある代わりに得ているモノもある。
結局は自分達のインスピレーションが大事で、使い勝手やスペックだけで選ぶと不満が出たときに別の物が欲しくなったりする。
ウチも夏用にテント買うかって話になった事があるが、結局アスガルドでキャンプしないのはなんか嫌だな…と言う話になり購入には至らなかった。
アスガルドをタープとして使う計画があるので欲しいのだが、コレだ!と言うものを見つけられていない。サイズの小さいアスガルドにする案まで浮上していた(笑)
まぁ、長々と書いたけどいいテントである事は間違いないので、もし、ごくわずかしかいないこのブログを読んだ方の中にアスガルドの購入を検討している方がいらっしゃいましたら、わかる範囲で答えますのでなんなりと聞いてください。